F-16 ファイティング・ファルコン
米国は「軽量簡易型戦闘機計画」から成功例が生まれる。F-104がそうだったし、このF-16もそうだ。空軍の主力戦闘機が、何でも有りの豪華版になってしまうと、反作用が起こるらしい。ハイ・ロー・ミックスのローにされた本機も可哀想だが、性能的にはミラージュ2000と同等以上だ。フライ・バイ・ワイヤー、ブレンデッド・ウイング・ボディーを取り入れた最初の実用マルチロール・ファイター。政治力も有って、世界的ベストセラーになった為、何処でも飛んでいる。イスラエルのラビを政治圧力で潰して後継となり、日本の前FSXも政治圧力で潰して後釜に納まった。まさに強い米国の象徴、ファイティング・ファルコン。
性能諸元
全長 15.03m
全幅 9.50m
全高 5.09m
翼面積 27.87㎡
最大離陸重量 19187kg
エンジン GE F-110-GEー129
推力 13421kg
最大速度 M2.0+
上昇限度 15240m
武装 M61A1 20ミリ機関砲×1
爆弾等 5443kg