EF-111 レイブン
低空侵攻が可能な全天候戦闘攻撃機として計画されたF-111、可変後退翼のSTOL性から海軍も参加したが、あれもこれもと要求が重なり計画より10トンも重くなり、結局空母運用は無理と海軍は降りてしまった。電子装備が真空管から半導体に替わる過渡期の機体で巨大な機体の搭載力は大きく11トンに達する。ベトナム戦争後搭載力を生かしてBF-111となりオーストラリア空軍にも採用された。だが私が好きなのはエスコート・ジャマーのEF-111レイブンである。大柄な機体とサイド・バイ・サイドの座席、たぐい稀な高速性能をいかした電子戦支援機EF-111は湾岸戦争でも大活躍したが、任務上スポットライトが当る事はない。戦後、コストの問題からEA-6へと任務を引き継いでいる。
性能諸元 EF-111A
乗員 2人
全長 23.02m
全幅 19.20m(後退角16度)
9.74m(後退角72.5度)
全高 6.10m
翼面積 48.77~61.07㎡
最大離陸重量 40350kg
エンジン P&W TF-30-P-109×2
推力 8890kg×2
最大速度 M2.2
上昇限度 17650m
戦闘行動半径 1500km
武装 AAM