F-86 セイバー/旭光

ノースアメリカン社は成功作P51のジェット化案を提案していた。そこへ敗戦国ドイツから先進的ジェット機技術が流入し、後退翼にオハイオン(軸流式)ターボジェットに設計変更して47年に初飛行、高性能を示した。朝鮮戦争で中共Mig15のショックに急遽投入されて劣勢を跳ね返しミグを圧倒した。ミグに使われていたのはホイットル(遠心式)ターボジェットであった。1955年から日本航空自衛隊の主力戦闘機としてF-86Fが435機、全天候型F-86Dが122機が導入され日本の空を守った。老兵は1980年まで支援戦闘機として任務に就いていた。F-86は総計1万機近く生産されNATO諸国、カナダ、豪州などで使用された。
性能諸元   F-86F
全長        11.44m
全幅        11.31m
全高        4.47m
翼面積       26.76㎡
全備重量     9200kg
エンジン JE J47-27 ターボジェット
推力        2680kg
最高速度     1120km
上昇限度     14600m
航続距離      1642km
武装        12.62ミリ機関銃×6
爆弾        450kg×2