F-5E タイガーⅡ

F-5は元来ノースロップ社の自主開発した機体で、米空軍のT-38タロン練習機の戦闘機型といえる。巡航ミサイル用使い捨てエンジンの双発でレーダーも持たない簡易戦闘機として同盟国への供与に使われ35カ国で使用された。経済的で簡便なF-5はベトナム戦争で哨戒や地上阻止攻撃に大活躍した。戦訓からエンジンを強化、空戦フラップの装備などで機動性を更に向上させ、レーダーを装備したのがE型タイガーⅡである。当時東側諸国に行き渡り始めたMig21に充分対抗出来る戦闘機であった。 経済的でそれなりに高性能なF-5Eは現在もノルウエー、オランダ、韓国、台湾など多くの国で使われている。
性能諸元   F-5EタイガーⅡ
全長       14.69m
全幅        8.13m
全高        4.06m
翼面積      17.28㎡
全備重量    11214kg
エンジン JE J85-GE-21×2
推力      2268kg×2
最大速度    M1.6
上昇限度   15790m
航続距離   2863km
武装 20ミリM39AZ機関砲(280発)×2
    AAM、爆弾等2400kg