パナピア・トーネード

1968年から 欧州諸国にカナダで共同開発を始め、後にカナダ、オランダ、ベルギーが脱落、英独イタリアで開発されたマルチロール・ファイター。可変後退翼、ストラスト・リバーサー、極めて高度の電子機能を持ち、フライ・バイ・ワイヤーを初めて取り入れるなど、超先進的機体。阻止攻撃型のIDSは後のストライクイーグルの手本となった。防空戦闘型のADV、電子戦闘偵察型のECRがある。湾岸戦争では高速超低空進入攻撃で口火を切り、制空権を確保した。前回の航空自衛隊FXの時、ADVが提案されたが、設計思想の旧式な米国製F15に決まったのは残念だった。

性能諸元     トーネードIDS
乗員          2名
全長         16.72m
全幅         8.60~13.91m (後退角25°~67°)
全高         5.95m
翼面積       26.6㎡(後退角25°)
運用重量     27950kg
エンジン  ターボユニオンRB199-34 Mk103(A/B7290kg)×2
最大速度     M2.2
上昇限度     15240m+
戦闘行動半径   1389km
武装       マウザー27ミリ機関砲×2          爆弾、ミサイル等9000kg