RIM161A SM-3

MD(ミサイル・ディフェンス)で有名なSMー3(スタンダードミサイル-3)。これは戦闘機だろうか?かつてF-99ボマークと言う無人戦闘機、実はミサイルが有った。防空を考えれば、ミサイルも無人戦闘と言える。
米海軍が新たに艦隊防空用にセミ・アクティブ・ホーミングのSM-1を導入、イージス艦用に慣性誘導、データーリンクを取り入れ長射程(120km以上)多目標に対応したSM-2を開発した。そして弾道ミサイル迎撃にも対応しようとしたが破片効果弾頭では高速で飛翔する弾道ミサイル破壊は無理であった。そこで弾頭を直接ぶつけるRIMー161 SM-3が開発された。SM-3ブロックⅠが米海軍「レイク・エリー」で、ブロックⅠAが海上自衛隊「こんごう」で弾道ミサイル迎撃実験に成功している。今後ブロックⅡを日米共同開発してゆくことが決まった。 また2007年からは海上自衛隊イージス艦にも配備が始まっている。
性能所元  RIM161A SM-3
全長          6.58m
全幅          1.57m
直径(ブースター径)0.53m
重量          1500kg
エンジン1段 Mk72可変ノズル・ブースター
     2段 Mk104デュアル・スラスト・モーター
     3段 Mk136デュアル・パルス・モーター
速度         秒速3km以上
射程         1200km
迎撃高度       200km以上
弾頭     Mk142KW運動エネルギー弾頭