クフィルC7
フランスの武器禁輸政策で補給を絶たれ窮地に落ち入ったイスラエルが全力を挙げて国産化に取り組んだミラージュ5版のネシェル。モサドの暗躍などが話題に上った。ミラージュの加速力に不満を持つイスラエル空軍は、これに強力なF4ファントムのエンジンを組み合わせてカーナードを付けて完成したのがクフィルC2。機動性も大幅に向上した、強力な戦闘爆撃機となった。更に電子機器が改良されC7と進化して160機余り生産され、イスラエル空軍のほか、エクアドル、スリランカ、コロンビアにも輸出された。人口200~300万人程の小国でも本気になればマッハ2級の戦闘機が作れる事を証明した功績は大きい。
性能諸元 クフィルC7
全長 15.65m
全幅 8.22m
全高 4.55m
翼面積 34.80㎡
最大離陸重量 16500kg
エンジン ジェネラルエレクトリックJ79ーJ1E
推力 8505kg(A/B)
最大速度 M2.3+(11000m)
実用上昇限度 17700m
航続距離 3230km
武装 30ミリDEFA機関砲×2(125発)
AAM、爆弾等6085kg