ミラージュ2000

ミラージュⅢから可変翼、後退翼などの紆余屈曲を経て最後にたどり着いたのが結局デルタ翼のミラージュ2000である。ブレンデッド・ウイング・ボディー、フライ・バイ・ワイヤーなど最新の技術を盛り込んだのは言うまでも無い。米国のF-16と激しい販売合戦を演じた高性能機である。核攻撃力を持つN型も生産され、ミラージュⅣの任務も引き継いだ。現在フランス空軍では新鋭機のラファールの導入が始まっているが、当分は主力戦闘機で有り続ける見込み。アジアでもインド、台湾が導入している。

性能諸元        ミラージュ2000C
全長           14.35m
全幅            9.13m
全高            5.20m
翼面積          41.00㎡
全備重量        10850~17000kgエンジン  SNECMA M53ーP-2推力        A/B時9700kg
最大速度     M2.3
上昇限度     18000m
航続距離     1480km
武装       DEFA30mm機関砲(125発)×2      最大6000kgのミサイル、爆弾等