Mig-29 フルクラム
世界15カ国に輸出され2000機以上が生産されたMig-29、統一後のドイツ空軍の評価によれば優れた運動性と格闘性能を持つが搭載量、電子機器・システムの能力不足により限定的運用にならざる負えない。実際の模擬空戦ではF-15を圧倒しF-16と同等、トーネードとの結果は秘密と言われる。ただしこれは輸出用機体の評価で、ロシア空軍用より相当グレード・ダウンされてると言われる。そのロシア本国でも冷戦後の予算不足で、より大型長大な航続力のSu-27に一本化され冷や飯を食わされた。しかし改良型Mig-29 OTVは可変ノズルを持ち、エンジンとアビオニクスの近代化でSu-30を上回る高機動性を見せ、Mig-35として提案されている。近年のロシアのエレクトロニクス、IT産業の進歩は目覚しく、電子装備アビオニクスは西側と同等か、それ以上、ロシア機の欠点であるエンジン寿命の短さも相当改善されたと言われる。
性能諸元 Mig-29 9-12
全長 17.32m
全幅 11.33m
全高 4.73m
最大重量 18100kg
エンジンクリモフサルキソフRD33ターボファン×2
推力 8300kg×2
最大速度 M2.3
上昇限度 17000m
航続距離 1500km+
武装 Gsh-301 30ミリ機関砲×1(150発)
爆弾・ミサイル AA-8、AA-10、AA-11計6発
爆弾等合計3000kg