F-106 デルタダート

1950年代後半、旧ソビエト連邦の核搭載爆撃機の脅威から米国本土を防衛する目的で高度に自動化された自動兵装管制装置を搭載し半自動防空管制システムに組み込まれたデルタ翼のインターセプターが開発された。当時の真空管を使った電子装置には限界もあったがF-106は前身のF-102より優れ、シックス・シューターと愛称されて1988年迄米本土防衛任務に就いた。かなり大型の高価な機体である。

性能諸元
全長         21.56m
全幅         11.67m
全高          6.18m
翼面積        64.83㎡
全備重量      14280kg
エンジン      P&W J75-P-17
推力         10886kg(A/B)
最大速度       M2.0+
巡航速度        956km(12200m)
戦闘行動半径    790km
武装        AIMー4F/G×4  
           AIR-2A×1またはM61A1(650発)